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外壁塗装の年数と時期

更新日:6月27日

外壁や屋根の塗替えを検討する際に「何年で塗替えするの?」や「何月に塗替えするべき?」と質問を頂く事があります。

塗料は必ず経年劣化するもので、紫外線や熱、風雨などの影響で劣化していき、主な原因となる紫外線が一番当たりやすい建物の南面は劣化が進む速度も早くなる傾向があります。

外壁塗装は皆さん何度も経験があるといった工事ではないので、いつ工事をするのが良いのか疑問に思う事もあるかと思います。



外壁塗装のタイミングとは


塗替えを行う時期はお家の状態や立地など色々な目線で考えていく必要があります。

約10年で塗替えとよく言われていますが、これは目安として考え実際のお家の状況を見て検討していきましょう。

それでは我々がお客様から相談を受けた際にどのような点を見ているかをお伝えしていきます。



『劣化症状』

  1. 塗膜劣化の始まりです。塗料の成分の樹脂が紫外線で劣化し艶が失われていき、次に顔料の劣化で色あせがおこります。水をはじく効果がなくなっていき防水性能の低下が起こっています。塗替えの検討をしておくと良いタイミングです。

  2. 外壁を触ると白い粉のような物がつく現象です。塗料の成分の樹脂が分解され、顔料が分離し粉のように表面に出てきています。紫外線や雨風などの自然現象が原因で塗膜の表面が劣化しています。早めの塗替えを行うタイミングです。

  3. 壁材の継ぎ目やサッシ廻りにゴムのような弾力のある素材で防水のために行うコーキングですが、紫外線による樹脂の劣化で柔軟性を失っていくと固くなっていき、痩せてしまったり割れが発生することがあります。コーキングにひびや隙間ができると雨が建物内部に浸水し雨漏りが起こったり、建物の構造に影響を与えてしまう場合もあります。コーキングの打ち増しや打ち替えをし、塗装も同時に行うことで外壁だけでなくコーキング材の寿命も延ばしていきましょう。

  4. 地震などの振動や経年劣化が進むことで塗膜がひび割れを起こす事があります。ひび割れ部分から雨水が入り込み雨漏りの原因となったり、建物自体の寿命に影響を与える恐れがあります。0.3㎜以上のひびは構造にも影響があるため、早急にメンテナンスを行いましょう。

  5. 塗膜と外壁材の間に水や空気が入り込み膨れてしまったり、劣化が進み剥がれてしまうと外壁材を保護する機能は失われてしまい、外壁材の劣化が急速に進んでいきます。外壁材が劣化して修復や交換が必要になると塗替えを行う場合よりも高額な費用になってしまいます。すぐにでも塗替えを行う状況です。


『塗料の耐用年数』

前回塗装したお家はその時に使用した塗料の種類を考えてみましょう。一般的なアクリル塗料5年・ウレタン塗料7年・シリコン塗料10年程度と考えておくと良いでしょう。新築時から初めて塗替えを行う場合はおおよそ10年を目安に検討しましょう。


『外壁の素材』

現在の戸建て住宅では窯業系サイディングが80%近くを占めていますが、以前まではモルタルが主流でした。その他にも金属製サイディング・ALC・タイル・木など多種の素材が外壁材として使われています。それぞれ特徴に違いがあり塗装が不要な場合もあります。



これらを確認しながら最適な時期・塗料を提案しています。

自身で全てをチェックし判断するのはなかなか難しいかもしれません。気になる点がありましたらお気軽にご相談下さい。



外壁塗装に良い季節


基本的にはどの季節でも条件を満たせば塗装工事を行うことができます。

条件とは、気温5℃以上、湿度85%未満、雨・雪・強風でないというものです。

地域にもよりますが、関東地方であれば1年中どの時期でも気温、湿度は条件に当てはまると思います。気になる時期としては梅雨時や台風になりますが、工期が雨天の日数分延びてしまう事が大丈夫であれば、季節は限定する必要はありません。





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